フードの選び方
ワンちゃん・ネコちゃんは大切な家族。だからこそ毎日食べるご飯は本当に喜んでもらえるものをあげたいですよね。
そう考える飼い主さんが増えた現代、ペットフードは用途も価格も様々なたくさんの種類が販売されています。
あなたのワンちゃん・ネコちゃんに合ったペットフードを選ぶために、フードの種類や選び方を知っておきましょう。
まずは確認!
あげているご飯は総合栄養食?
それではあなたが今どんなご飯をあげているのか、パッケージをみてみましょう。
毎日与えるご飯は、必ずパッケージに「総合栄養食」と表記があるものを選んでください。
総合栄養食とは、ペットフード公正取引協議会が定める「総合栄養食と水だけで健康が維持できる」栄養基準を満たしたペットフードのことで、一般的に「カリカリ」とも言われる水分量が少ないドライフードの大半は総合栄養食に含まれます。
水分量の多い「セミモイストフード」や「ウェットフード」は、嗜好性が高くワンちゃん・ネコちゃんもよく食べてくれますが、総合栄養食ではなく「副食」「一般食」「栄養補完食」などの表記で、総合栄養食と併せて使用することを想定しているフードも多いので、よく確認してあげるようにしましょう。
※「療法食」の表記があるフードは、獣医師の指示のもと健康や病状に合わせて使用することを想定されている、特殊な栄養バランスのフードです。ご自身の判断で与えたり、使用を中断するのではなく、必ず獣医師の判断にしたがって使用してください。
【参考例】
品質と素材にこだわったプレミアムフード
プレミアムフードという言葉を聞いたことはありますか?
私たちと同じくらい美味しいものを食べさせてあげたいと考える飼い主さんが増えたことから、人間が食べるものと同品質の食材を使ったフードや、犬や猫本来の食性である肉食に近くなるよう肉類を多く使ったフードなど、品質と素材にこだわったフードが数多く開発されるようになりました。
パッケージに記載されている原材料欄は、使用されている割合の多い材料順になっており、プレミアムフードは肉類が一番先頭に来ていることが多いです(一般フードは安価な穀類が主原料であることが多い)。
総合栄養食かどうかを確認する際に、原材料欄にも注目してみましょう。
原材料を厳選していることから、一般に販売されている従来のフードよりも価格は高価になってしまいますが、その分美味しさも違います。
高価な価格に見合った、いつもよりずっと美味しそうに食べてくれる姿が見れるはず。
ワンちゃんとネコちゃんの食事にこだわりたい!という飼い主さんは、ぜひプレミアムフードをお選びください。
【参考例】
より健康に配慮するために、
知っておきたいキーワード
プレミアムフードの中でも、最近よく耳にするのが「グレインフリー」というワード。
犬猫が本来肉食に近い食性であること、近年穀物アレルギーのワンちゃん・ネコちゃんが増えてきていると言われていることなどから、肉類を第一主原料とし、ペットフードによく使われている小麦やトウモロコシなどの穀類(グレイン)を不使用のフードを指します。
その他にもより多くの食物アレルギーに配慮し、体重管理にも使用できるヴィーガンフード(穀類・肉類不使用)や、腎臓・肝臓・皮膚被毛など気になる健康に配慮したフードもございます。
よりワンちゃん・ネコちゃんの健康に気を遣いたい飼い主さんはこの辺りにも注目してみると良いかもしれませんね。
※ペットの体調・アレルギーが気になる場合は判断をご自身のみで行わず、獣医師の診断を受けるようにしてください。
成長段階別ペットフードの選び方
ワンちゃんもネコちゃんも成長段階(ライフステージ)に応じて必要な栄養素が異なります。
その為、それのみで健康を維持することを想定した総合栄養食には必ず対応した成長段階が記載されています。
ご自身のワンちゃん・ネコちゃんに合った総合栄養食を選んであげましょう。
子犬・子猫(パピー・キトン)用フード
成長期(生後2ヶ月~1歳くらいまで)に与えるフードです。
子犬はパピー、子猫はキトンと表示されていることも。
成長期に合わせた栄養バランスなので、他の成長段階と比較して高エネルギーになっています。
必要なエネルギーは多いですが、一度に少しづつしか食べられないので、パッケージ記載の給与目安に合わせて、複数回に分けて与えてあげましょう。
成犬・成猫用フード
成犬用・成猫用の他、「1才以上」、「1才~7才」などの年齢表示がされているものが多いです。
小型犬・中型犬と違い、大型犬は体が大きい分、成長期が2歳くらいまで続くとされており、切り替えの際はそこも意識してあげてください。
先ほども言ったように子犬・子猫用フードは高エネルギーの為、成犬・成猫になってからも与えるのはNG。
またこの時期は元気でよく食べる子が多いですが、与えすぎによる肥満には要注意です。
適正体重にしっかりと管理してあげることが、その後の健康に大きく関わります。
より老後を考えるのならば、この時期から健康に配慮したフードを選んであげるのもいいでしょう。
高齢期(シニア)用フード
高齢期用やシニアの他、「〇歳から」、「エイジングケア」などと表記があるものが多いです。
高齢期は体の機能が衰え、活動量も少なくなるため低カロリーでヘルシーなフードが多くなっています。
また心臓病や腎臓病のリスクになるナトリウム・リンを控えたフードや、各関節に配慮したフードなど健康に配慮したものが増えるのも特徴。
年齢は8歳以上、10歳以上、12歳以上など様々な年齢に合わせた種類がありますが、子犬・子猫用と違いその年齢になったからと言って即座に切り替える必要はありません。
実際の活動量や健康状態に合わせてフードを選んであげることが肝心です。
オールステージ用フード
オールステージ用の他、全成長段階用などの表記がされているものが多いです。
表記の通り、年代を気にすることなく全ての成長段階においてあげることが出来ます。
フード切り替えによるワンちゃんネコちゃんにかかるストレスが無く、また多当飼いしている際にも同じフードを与えられるのがメリット。
比較的高エネルギーになっているものが多いので、成長段階に応じて給餌量で栄養をコントロールしてあげましょう。
といっても、子犬・子猫の時期は食べられる量に限りがあるので、専用で高エネルギーに調整されている子犬・子猫用を与えてあげることをおススメします。
オールステージ用の他、全成長段階用などの表記がされているものが多いです。
表記の通り、年代を気にすることなく全ての成長段階においてあげることが出来ます。
フード切り替えによるワンちゃんネコちゃんにかかるストレスが無く、また多当飼いしている際にも同じフードを与えられるのがメリット。
比較的高エネルギーになっているものが多いので、成長段階に応じて給餌量で栄養をコントロールしてあげましょう。
といっても、子犬・子猫の時期は食べられる量に限りがあるので、専用で高エネルギーに調整されている子犬・子猫用を与えてあげることをおススメします。